舌が短いとキスは下手なのか。9割が悩まなくていい理由

誰にも聞けない。友達にも言えない。でも気になって仕方ない。
鏡の前で舌を出して、どのくらい伸びるか確認したことがあるはず。

これ、普通なの?短いの?
世間の答えは、気にしすぎです、愛があれば大丈夫、と。
その慰め方が、一番役に立たない。私が言うのは別のこと。
キスの評価を決めているのは、舌の長さじゃないんだよ。

目次

舌の長さが、キスの印象を決めていない

何が評価されているのか、順番が逆

キスが良かったかどうかを人が判断する時、何を見ているか。
息づかい、力の入り具合、速度、間の取り方、そして体の距離。
このあたりが大半を占めてる。
舌の長さは、本人が思っているほど相手の意識に上がらない。むしろ、相手が覚えているのは全体の空気のほうです。
つまり、悩んでいる箇所と評価されている箇所がズレてる。

気にしている状態のほうが、はるかに影響が大きい

ここが本題。
自分の舌を気にしながらキスをすると、動きが硬くなる。相手の反応を確認する意識が働いて、その場に集中していない。
相手はそれを感じ取る。この人、なんか緊張してるな、と。
そして、その硬さのほうが印象として残るんだよ。
長さそのものじゃなく、長さを気にする心の動きが、キスの質を落としてる。

逆の一手、隠すのをやめて、先に言葉にする

やることは、練習でも矯正でもない。
気になっている相手がいるなら、その人に一度だけ言っておく。
「私、舌短いらしくてさ。だから変な感じだったらごめん」
言う場面は、その瞬間じゃない。もっと前の、何でもない会話の中で。
なぜこれが効くか。人が違和感を持つのは、予期しない何かに対してだから。
先に共有されたことは、驚きにならない。そして本人が自覚しているものを、相手はわざわざ指摘しない。
弱点は、隠した瞬間に弱点になる。自分から出したものは、ただの特徴で終わるので。

覚悟すべきリスク

自虐に振り切ると、相手にフォローを要求することになる。
下手だからごめん、変だよね、とは言わない。
短いらしい、で止める。評価を自分でつけないのがポイント。

舌が短いという判断が、そもそも正しいか

自己判断は、ほとんど当てにならない

鏡の前で他人と比べたことがある人は、まずいない。
比較対象がないまま、自分だけを見て短いと結論を出してる。
テレビで鼻に届く人を見た。それが基準になった。そんな程度の根拠だったりする。
そして一度そう思い込むと、全ての違和感をそこに結びつけるようになる。

医学的に、実際に該当する場合もある

ここは正確に書く。
舌の裏にあるひも状の部分が短く、舌の動きが制限される状態は、実際に存在する。舌小帯短縮症と呼ばれる。
目安として挙げられるのは、舌を出した時に先端がハート型にくぼむ、上の前歯の裏に舌先が届かない、発音がしにくい音がある、といった点。
これらが当てはまるなら、口腔外科や耳鼻咽喉科で相談する対象になる。
逆に、当てはまらないなら、あなたが心配しているのは長さの個人差の範囲です。

逆の一手、悩む前に、一度だけ確認する

何年も一人で気にするより、一回診てもらったほうが早い。
異常なしと言われたら、そこで悩みは終わる。
該当すると言われたら、対処法の話に移れる。
どちらでも、宙吊りの状態からは抜けられるでしょ。
確認せずに五年抱えるのが、一番もったいない。

私が体の一部を三年隠して、失ったもの

気にしていたのは、別の場所だった

私が長く気にしていたのは、舌じゃなく別の部分だった。内容は伏せるけど、人に見せたくない部分。
付き合った人には、一度も言わなかった。
そのかわり、隠すための工夫を毎回してた。角度を変える、明かりを落とす、タイミングをずらす。
バレてないよね、たぶん
毎回そればかり考えてた。

三年目に気づいた、本当の損失

別れた後に、はっきり分かったことがある。
私はその三年間、一度もその人の前でくつろいでいなかった。
常に自分の一部を監視して、隠す作業をしていた。だから、目の前の相手をちゃんと見ていなかった。
彼が私に向けていた表情も、たぶん半分くらいしか受け取れてなかったと思う。
(好きだったのに、三年間ずっと緊張してた)
隠していたものは、体の一部じゃなかった。完璧じゃない自分を見せたら失うという恐れだった。

次の人に、最初に言った

その後の関係では、早い段階で言うようにした。
反応は、拍子抜けするくらい軽かった。
そうなんだ、で終わった。
三年隠したものが、一言で終わった。あの時間は何だったんだろうと、今でも思う。

技術で補おうとする前に、見る場所

舌の動きだけを練習しても、変わらない

ネットには、舌を伸ばす体操や動かし方の練習が出てくる。
それをやるのは自由だけど、優先順位としては低い。
なぜなら、キスの印象を決めているのは、単体の動きじゃなく組み合わせだから。

逆の一手、長さと関係ない三つを変える

実際に印象を動かすのは、この三つ。
一つ目、力を入れないこと。強く押し付けるほど、相手は苦しくなる。舌の長さに関係なく、圧が強い人は評価が下がる。
二つ目、速度を落とすこと。焦っている人ほど動きが速くなる。ゆっくりのほうが、余裕として伝わる。
三つ目、一度離すこと。続けたまま長引かせるより、途中で離して間を作るほうが、相手の記憶に残る。
どれも、舌の長さと一切関係ない。そして、どれも今日から変えられる。

相手に聞くのは、やり方を間違えなければ有効

どうだった、と聞くのは相手に負担をかける。評価を要求されるので。
聞くなら、こう。
「こういうの好き?」
評価じゃなく、好みを聞く形にする。答えやすいし、そこから調整できる。

相手からの指摘が、あった場合

言われたことを、事実として採用しない

過去に何か言われた経験があるなら、それが今の不安の出所かもしれない。
思い出してほしい。それを言ったのは、どういう人だった?
親しい相手の無防備な瞬間を、笑いの材料に使う人だったんじゃない?
一度そうする人は、他の場面でも同じことをする。すっぴん、失敗、感情的になった時。
指摘の内容より、指摘する人のほうを見てほしい。

笑われる関係を、続けない

体のことをからかわれて笑って流していると、それが標準になる。
そして言われるたびに、少しずつ削られていく。
嫌だと伝えて、それでも続くなら、その相手はあなたを大事にする気がないということ。

気にしていることを、相手に投げない

不安を打ち消してもらう作業を、繰り返さない

私、下手じゃない?変じゃない?
これを何度も聞くと、相手は毎回否定する役をやらされる。
一回目は優しく返してくれる。三回目には疲れる。
そして、不安は他人の言葉では埋まらない。埋まらないから、また聞くことになる。

逆の一手、確認を、一回で終わらせる

言うのは一度だけ。共有として言う。
そこから先は、聞かない。
不安を消すために相手を使うのをやめると、不思議と不安のほうが小さくなる。確認するたびに、不安は強化されるので。

短いかどうかより、緊張しているかどうか

隠しながら過ごす時間は、休息にならない

自分の体の一部を監視しながら人と過ごす時間は、その場にいないのと同じ。
三年やって、私が失ったのはそれだった。

今日変えるのは、ひとつだけ

気になるなら、一度だけ診てもらう。それで終わりにする。
そして、相手がいるなら、何でもない会話の中で一度言っておく。
9割は今日も、鏡の前で舌を出して、誰にも聞けないまま抱えてる。
その中で一人だけ、先に言葉にした人が、次からは何も考えずにキスできる。

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