弱みを先に見せる恋愛の効果と男性心理、逆張りで距離を縮める技術

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弱みを見せると舐められる、だから完璧な鎧を着続けて疲れる

好きな人の前では、ちゃんとしてなきゃいけない。失敗談は言わない。苦手なことは隠す。不安な気持ちは出さない。完璧に近い自分を演じる。
その恐怖の根っこにあるのは、弱みを見せると舐められる、という確信。弱い女と思われたら終わり、と。
でも本当に、弱みを見せると舐められるのか。実際の男性心理を見ると、まるで逆のことが起きてる。

舐められる恐怖の正体と、実際に起きていること

弱みを見せると舐められる、という恐怖。仕事の場面では一定の根拠がある。競争環境で弱みを晒せば、つけ込まれることがある。
でも恋愛の場面では、この前提が成立しない。
恋愛における舐める、とはどういう状態か。軽く扱う、雑に接する、大切にしない。この状態は弱みを見せたから起きるんじゃなくて、相手があんたに価値を感じてないから起きる。弱みと舐めることに、因果関係はない。
むしろ完璧な人間に対して人は遠慮する。この人には何も言えない、近づきにくい、という感覚が生まれる。近づきにくい人を、大切にしたいとは思われにくい。

完璧を演じる女を前に、男が感じてること

男性の友人から、直接聞いた話をする。
いい感じだった女性が、いつも完璧だったと言う。仕事もできる、話も面白い、見た目もきちんとしてる。でも一緒にいると、なんか疲れる気がしてきた、と。
なんで疲れたのかと聞いたら。なんか気を使う。俺がちゃんとしてないといけない気がして。隙がないというか、俺が何か言っても面白い返しをしないといけないプレッシャーがある、と言ってた。
完璧な相手は、相手にも完璧を求める空気を作る。それが居心地の悪さになる。その男性は結局、ちょっとドジな別の女性と付き合った。理由を聞いたら、一緒にいてホッとする、と言ってた。

弱みを先に見せた女が、なぜ選ばれたのか

失敗話をした夜と、その翌日

友人の話をする。
彼女はかなりできる人で、仕事でも評価されてる。好きな人の前ではそのキャラを前に出してた。気が利く、頭が回る、話が上手い、みたいな。
ある夜のご飯で、仕事でやらかした話になった。普段は失敗を見せない彼女が、その日は珍しく素で話した。お客さんの名前を間違えて、訂正メールを送ったら今度は別の人の名前でまた間違えて、最終的に社長に謝りに行った話を、笑いながら。
相手の男性が爆笑して、俺もそういうことある、って言い始めた。そっからその夜の会話が急に変わったと彼女は言ってた。それまでとは空気が違った、って。
翌日、男性からLINEが来た。昨日楽しかった、また会いたい、って。彼女、それまで二ヶ月くらい進展しなかったのに。あの失敗話を境に、二週間後には付き合ってた。

私自身の、弱みが助けになった夜

私自身の話もする。ちょっとダサいけど。
気になってた人との待ち合わせに、地図を見ながら逆方向に進んで三十分遅刻した。焦って言い訳しようとしたら、本当に方向音痴でスマホの地図を見てもなぜか逆に進む、と正直に出てしまった。
笑われるかと思ったら、え、本当に? じゃあ帰り送ってくよ、って言ってきた。
え、こんな展開になるの…?
帰り道、地図が読めない話から苦手なことの話になって、お互いの恥ずかしい話を延々としてた。その夜の帰り道が、それまでで一番距離が縮んだ夜だった。完璧に振る舞えた日より、遅刻して地図が読めないとバラした日の方が、ずっと仲良くなった。

9割がやらない逆の一手は、弱みを先に軽く笑いながら出すこと

じゃあ、どうするか。

出すと効果が高い弱みと、逆効果になる弱みの違い

弱みにも種類がある。
出すと効果が高いのは、笑える失敗、軽い苦手、ちょっとした不得意。料理が壊滅的、方向音痴すぎる、朝に弱くて毎日二度寝を三回やる、みたいな。深刻じゃなくて、一緒に笑えるもの。
逆効果になるのは、精神的に重い悩み、過去の傷、対人関係の深刻な問題。まだ浅い段階でこれを出すのは、弱みの開示じゃなく重荷の投下になる。出していい深さは、関係の深さに比例させる。
仕事でのしくじりは鉄板。能力があることを前提として弱みを見せるから、後述するプラットフォール効果が動きやすい。友人の話がまさにそれだった。

弱みを出す時の具体的な言葉と場面

具体的に言う。
出し方は三秒以内でサラッと。この前こういうことやっちゃって、って笑いながら言う。深刻にしない、自己嫌悪も乗せない、ただあったことをそのまま話す。
相手が笑ったら、そこに乗っかる。恥ずかしいでしょ、って言って終わる。そこで相手が自分の失敗話を返してきたら、その夜の関係はもう一段深まってる。
沈黙が続いたらそれも情報。笑えない失敗話だったか、相手がそういう空気を苦手とするか。どちらにしても、大事なことがわかった。

なぜ弱みを先に見せると恋愛が動くのか、心理学の裏付け

プラットフォール効果、有能な人の失敗が引力になる理由

1966年にアロンソンという心理学者が発見したプラットフォール効果という現象がある。有能であることが周囲に認識されてる人が失敗すると、ただ有能なだけの人より好感度が上がる、という現象。
なぜか。完璧な人間には近づきにくい。でも有能な人が失敗する場面を見ると、この人も人間なんだ、という親しみが生まれる。距離を縮めていい存在として認識される。
ここで大事なのが、前提としての有能さ。全く能力がない人が失敗しても、ただの残念な人になる。ある程度の能力が伝わった上で弱みを見せた時に、初めて引力が生まれる。
恋愛に置き換えると、全部ダメな女が弱みを出しても同情になる。しっかりしてる部分がある女が弱みを出すと、ギャップになる。このギャップが、ときめきの成分になる。

自己開示の返報性と、安全な場所の提供

もうひとつ。
自己開示の返報性という現象がある。誰かが自分のことを話してくれると、こちらも話したくなるという本能的な反応。あんたが弱みを出した瞬間、相手の中でも話したい気持ちが動く。
完璧な人間の前では、自己開示ができない。この人に弱みを話したら、しっかりしろと言われそう、かっこ悪いと思われそう、という空気がある。あんたが先に弱みを出すことで、相手はここは安全だ、と感じる。
安全な場所では人は本音を話す。本音を話した相手のことを、人は信頼する。信頼した相手を、人は大切にしたいと感じる。この連鎖を、弱みの一言が起動させる。

覚悟すべきリスク、弱みを見せる相手を間違えた時

弱みをネタにしてくる相手の見分け方

弱みを出した後、相手がどう反応するかで本性が出る。
一緒に笑う、俺もそういうことある、と返してくる、大丈夫? と気にしてくれる。これが来たら進む価値がある。
逆に、それはさすがにまずくない? と上から評価する、ことあるごとにその失敗を蒸し返す、笑いのネタとして使い続ける。これが来たら、この人には弱みを出さない方がいいという情報が手に入った。早めにわかってよかった、に変換する。
弱みの開示は、相手のフィルタリングも兼ねてる。優しく受け取ってくれる人と、そうでない人を早期に区別できる。恋愛の早い段階でこれがわかるのは、長い目で見て大きい。

タイミングと深さを間違えない

最後にこれだけ守って。
初対面でいきなり深い弱みを出すのは、距離感の問題になる。笑える失敗や軽い苦手を出すのは早い段階でもいい。精神的に重い話は、関係ができてから。
深さは関係の深さに合わせる。それだけ。
弱みを先に見せることが怖い人は、最初は本当に軽いものから試してほしい。料理下手とか、方向音痴とか、朝弱いとか。その反応を見るだけでいい。一個出して、相手がどう返してくるか。そこから全部始まる。

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