相手にも事情があるから許してあげろ、そう言うから我慢する側が、ずっと損をし続ける
また、ドタキャンされた。
前日に、いや当日に、ごめん行けなくなった、と。理由は毎回、なんとなく曖昧。急用ができた、体調が悪い、仕事が入った。
これが、何度も繰り返されてる。
もう限界。でも、縁を切るのは大げさかな。私が心が狭いのかな
で、調べると出てくる。相手にも事情がある。許してあげましょう。ドタキャンくらいで縁を切るのは、大人げない、と。
この許してあげろ、が、我慢する側を、ずっと損させる。
ドタキャンは、行動が示す優先順位
まず、はっきりさせておきたいこと。
ドタキャンは、行動。そして、行動は、優先順位を正直に示す。
本当に大事な予定なら、人はドタキャンしない。よほどの事態でない限り、なんとか都合をつける。
つまり、ドタキャンされる、ということは、その予定が、相手の中で優先順位が低い、ということ。他の何かに、負けた。
一度なら、本当に事情があったのかもしれない。でも、繰り返されるなら、それは事情じゃなく、パターン。
繰り返されるドタキャンは、あんたとの約束が、常に後回しにされてる、という事実を示してる。
許し続けることが、ドタキャンを許容している
もうひとつ、大事な仕組み。
ドタキャンされて、大丈夫だよ、気にしないで、と許す。すると、何が起きるか。
相手にとって、ドタキャンのコストがゼロになる。
キャンセルしても、怒られない。責められない。関係も壊れない。この状態なら、また同じことをする。
そして、繰り返されるほど、それが普通になる。この人との約束は、簡単にキャンセルできる、という認識が固まる。
許すことは、優しさに見えて、実は、その行動を許容してるサイン。許容されてる限り、変わらない。
我慢する側が、ずっと我慢し続ける構造が、できあがる。
ドタキャンした側の頭の中、内側も開ける
優先順位が低い相手には、キャンセルしやすかった
私も、ドタキャンしたことがある。正直に、その時の頭の中を話す。
約束してた相手がいた。でも、当日、別の誘いが来た。もしくは、疲れて出かけたくなくなった。
この人なら、キャンセルしても大丈夫かな
この判断を、無意識にしてた。
なぜ大丈夫だと思ったか。その人が、いつも許してくれる人だったから。前にもキャンセルしたことがあって、その時も、大丈夫だよ、と言ってくれた。
だから、また大丈夫だろう、と思った。
逆に、絶対にキャンセルできない相手もいた。この人にキャンセルしたら、関係が悪くなる。そう感じる相手には、多少無理してでも、行った。
この差は、はっきりしてた。許してくれる人には、キャンセルしやすい。そうじゃない人には、しにくい。
相手に線を引かれた時、態度が変わった
でも、ある時、変わったことがある。
何度かキャンセルした相手に、はっきり言われた。
何度もキャンセルされて、正直しんどい。次からは、直前にキャンセルされるなら、もう約束したくない、と。
え、そこまで
その瞬間、初めて、自分がしてきたことの重さを、感じた。
それまで、大丈夫だよと言われてたから、大丈夫だと思ってた。でも、実は、我慢させてた。
そして、その人との約束は、それ以降、キャンセルしなくなった。優先順位が、上がった。
線を引かれたことで、私の行動が変わった。許され続けてたら、変わらなかった。
ドタキャンする人の、三つのタイプ
本当に事情がある、頻度が低いタイプ
ひとつ目は、本当に事情があるパターン。
このタイプの特徴は、頻度が低いこと。そして、理由が具体的で、納得できること。さらに、申し訳なさが伝わること。
早めに連絡してくれる。次の約束を、自分から提案してくれる。埋め合わせをしようとしてくれる。
このタイプは、問題ない。誰にでも、事情はある。
優先順位が低い、後回しにされるタイプ
ふたつ目は、私が話したパターン。あんたとの約束の優先順位が、低い。
このタイプの特徴は、繰り返されること。そして、理由が曖昧なこと。急用、体調不良、なんとなく。具体性がない。
さらに、キャンセルの連絡が、直前になること。次の約束を、自分から提案してこない。埋め合わせもしない。
このタイプは、あんたとの約束が、常に後回しにされてる。
そもそも約束を守る意識が低いタイプ
みっつ目は、誰に対しても、ドタキャンするタイプ。
このタイプの特徴は、あんただけじゃなく、他の人にも同じことをしてること。約束を守る、という感覚が、そもそも薄い。
このタイプは、あんたへの気持ちの問題じゃない。その人の性質。
ただ、性質だから許せる、という話じゃない。あんたが振り回されることには、変わりない。
この三つを、どう見分けるか
見分ける鍵は、頻度と、その後の態度。
一度だけなら、事情があった可能性が高い。繰り返されるなら、パターン。
そして、キャンセルした後、どうするか。次を提案してくるか、埋め合わせをしようとするか。何もしないなら、優先順位が低い証拠。
頻度と、事後の対応。ここに、答えがある。
9割がやらない逆の一手は、許す前に一度だけ線を引くこと
じゃあどうするか。許し続ける人とも、黙って縁を切る人とも、逆をいく。
いきなり切らずに、一度だけはっきり伝える
大丈夫だよ、と許し続ける、をやめる。でも、黙って縁を切る、もやめる。一度だけ、はっきり伝える。
こう言う。何度かキャンセルされてて、正直、しんどい。予定を空けてたぶん、残念な気持ちになる。次からは、難しそうなら、早めに教えてほしい。
責めない。感情的にならない。ただ、事実と、自分の気持ちを伝える。
9割の人はこれができない。言ったら、面倒な人だと思われる。関係が悪くなる。この恐れが、言わせない。
でも、言わなければ、相手は気づかない。私も、言われるまで、気づいてなかった。
なぜ伝えることが、状況を変えるのか
なぜこれが効くか。相手は、許されてると思ってるから。
大丈夫だよ、と言われ続けると、本当に大丈夫だと思う。相手が我慢してることに、気づかない。
そして、気づかないから、繰り返す。
はっきり伝えられて初めて、相手は現実を知る。この人は、我慢してた。この行動は、この人を傷つけてた。
この認識が生まれると、行動が変わる可能性がある。私が変わったのは、言われた時だった。
伝えることは、相手に、変わる機会を与えること。伝えずに切ると、相手は理由もわからないまま、同じことを繰り返す。
伝えた後の反応で、判断する
伝えた後の反応が、判断材料になる。
誠実な人なら、謝る。そして、行動が変わる。次からは、早めに連絡してくれる。キャンセルの頻度が減る。埋め合わせをしようとする。
逆に、言い訳する人もいる。仕方なかった、忙しかった、と。そして、行動が変わらない。また同じことを繰り返す。
さらに、逆ギレする人もいる。そんなに責めなくてもいいだろ、心が狭い、と。これは、あんたの気持ちを、まったく尊重してない。
この反応の差が、決定的。行動が変わるなら、関係を続ける価値がある。変わらないなら、次を考える段階。
なぜ我慢し続けると損をするのか
許容される行動は、繰り返される
心理学で、行動は結果によって強化されると言われる。
ドタキャンして、何も悪いことが起きない。むしろ、大丈夫だよ、と優しく言われる。この結果が、その行動を強化する。
逆に、ドタキャンして、相手が不快感を示す。関係に影響が出る。この結果なら、その行動は減る。
だから、許し続けることは、ドタキャンを強化してる。優しさが、逆効果になってる。
線を引くことは、その行動にコストを与えること。コストが生まれると、行動が変わる可能性が出る。
我慢は、自己肯定感を削る
もうひとつの心理。
何度もドタキャンされて、それを我慢し続ける。この経験は、あんたの自己肯定感を、じわじわ削る。
私は、キャンセルしていい存在なんだ。私との約束は、優先されないんだ。この認識が、無意識に刷り込まれる。
そして、この認識が、他の関係にも影響する。自分は雑に扱われても仕方ない、と思うようになる。
我慢は、その場をやり過ごすだけで、あんたを守ってない。むしろ、削ってる。
線を引くことは、自分の価値を守る行為。私は、雑に扱われる存在じゃない、と示すこと。
伝えることが、関係を対等にする
もうひとつ、大事な話をする。
我慢してる関係は、対等じゃない。片方が振り回し、片方が受け入れる。この非対称が、続いてる。
伝えることは、この非対称を、対等に戻す試み。
私にも、気持ちがある。この行動は、私を傷つける。この事実を、テーブルに乗せる。
対等な関係なら、相手はそれを受け止める。受け止めない相手なら、その関係は、もともと対等じゃなかった。
伝えることで、その関係が対等になれるかどうかが、わかる。
覚悟すべきリスク、線を引くことの注意点
伝えたら、関係が終わることもある
これははっきり言う。
はっきり伝えたら、相手が離れることもある。
面倒な人だと思われて、距離を置かれる。逆ギレされて、関係が悪くなる。この可能性は、ある。
でも、考えてほしい。あんたが我慢し続けることで成立してた関係は、本当に欲しい関係だったか。
線を引いて壊れる関係は、あんたの我慢の上に成り立ってた関係。それを失うことは、痛いけど、長い目で見れば、あんたを守る。
我慢し続けて関係を保つのと、線を引いて関係を失うの。どちらも失うものがある。
縁を切るのは、伝えた後でいい
いきなり縁を切らなくていい。
一度、はっきり伝える。そして、その後の行動を見る。行動が変わるなら、関係を続ける価値がある。変わらないなら、その時に判断すればいい。
伝えずに切ると、相手は理由がわからない。そして、あんたの中にも、伝えてれば変わったかも、という後悔が残る。
一度伝えて、それでも変わらない。この事実があれば、切る判断に、納得できる。
順番は、伝えてから、判断する。この順番を、守ってほしい。

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