近づくと逃げる男に振り回される追いかけっこを終わらせる逆張りの一手

目次

逃げられたら引いて追わせろ、だから追いかけっこが、永遠に終わらない

こっちが近づくと、彼が逃げる。
連絡を増やすと、返信が減る。会おうと誘うと、都合が悪いと言われる。距離を詰めようとすると、離れていく。
でも、こっちが引くと、今度は向こうから来る。急に連絡が来る。会おうと言ってくる。優しくなる。
なにこれ。振り回されてる。
で、調べると出てくる。追うと逃げるタイプだから、引いて追わせましょう。押してダメなら引いてみましょう、と。
この引いて追わせろ、が、追いかけっこを永遠に続けさせる。

引いて追わせることが、シーソーを維持する

まず、この往復の構造を、正確に見てほしい。
あんたが近づく。彼が逃げる。あんたが引く。彼が近づく。またあんたが近づく。また彼が逃げる。
これは、シーソー。片方が上がれば、片方が下がる。
そして、引いて追わせる、という戦略は、このシーソーを、意図的に動かす行為。
つまり、シーソーの構造そのものは、変わらない。ただ、あんたが自分の位置を、意図的に上下させてるだけ。
シーソーに乗り続けてる限り、この往復は終わらない。彼が近づいてきたと思って喜んで近づくと、また逃げる。この繰り返しが、延々と続く。
問題は、どう動くかじゃない。シーソーに乗り続けてることが、問題。

振り回される疲れの正体

もうひとつ、大事なこと。
この往復で、一番消耗するのは何か。
あんたの位置が、常に彼次第で決まること。
彼が逃げたから、引く。彼が近づいてきたから、近づく。あんたの行動が、全部、彼の動きへの反応になってる。
自分の意思で動いてない。彼の動きに、反応してるだけ。
この状態が、疲れの正体。主導権が、完全に彼にある。彼がどう動くかで、あんたの一日が決まる。
そして、彼の動きは、読めない。だから、常に緊張してる。次はどっちに動くんだろう、と。この緊張が、あんたを削っていく。

往復させてた側の頭の中、内側を全部開ける

近づかれると逃げてた時の、頭の中

私も、近づかれると逃げるタイプだった時期がある。正直に、その時の頭の中を話す。
気になる人がいた。でも、相手が積極的に近づいてくると、なぜか逃げたくなった。
(近い。ちょっと、怖い)
好きなのに、距離が縮まることが、怖かった。深く関わって、傷つくのが怖い。この恐怖が、逃げさせた。
だから、連絡が増えると、返信を減らした。誘われると、断った。距離を取ろうとした。
でも、相手が引くと、今度は不安になった。
あれ、来なくなった。嫌われた?
この不安から、今度は自分から連絡した。会おうと言った。距離を詰めた。
そして、相手が喜んで近づいてくると、また逃げたくなった。
この繰り返しを、自覚してなかった。自分でも、なんでこんなことしてるんだろう、と思ってた。

相手が動かなくなった時、何が起きたか

でも、ある時、この往復が終わった。
相手が、動かなくなったから。
私が逃げても、追ってこなくなった。私が近づいても、特に喜ばなくなった。ただ、いつも同じ距離にいた。
最初は、混乱した。
あれ、追ってこない。でも、離れてもいかない
私がどう動いても、彼の位置が変わらない。すると、私が動く理由が、なくなった。
逃げても、追われないから、逃げる意味がない。近づいても、相手が引かないから、不安にならない。
そして、少しずつ、私の中の恐怖が、薄れた。
彼が動かなかったから、私も落ち着けた。この安定が、私を変えた。彼の位置が固定されてることで、私は自分のペースで、近づけるようになった。

近づくと逃げる男の、三つの背景

親密さへの恐怖、好きだから逃げる

ひとつ目は、私が話したパターン。親密さが怖い。
好きなのに、深く関わることが怖い。傷つくのが怖い。この恐怖が、近づかれると逃げさせる。
このパターンの特徴は、逃げた後に、また近づいてくること。完全には切れない。好意があるから、離れきれない。
そして、逃げる行動に、罪悪感がある。自分でも、なんでこうなるんだろう、と戸惑ってる。
このパターンは、相手が安定していれば、変わる可能性がある。

駆け引きとして、意図的にやっている

ふたつ目は、意図的な駆け引きのパターン。
あんたが追ってくると、優位に立てる。だから、わざと逃げる。あんたが離れると、繋ぎ止めるために近づく。
このパターンの特徴は、計算された動き。あんたの反応を見て、動いてる。逃げる時も、近づく時も、あんたを操作する意図がある。
このパターンは、相手が主導権を握りたがってる。この関係は、対等じゃない。

複数を同時に見ていて、優先順位が動いている

みっつ目は、正直に言う。他にも選択肢があるパターン。
他に本命がいる、もしくは複数を同時に見てる。その本命との関係が良い時は、あんたから離れる。うまくいかない時は、あんたに近づく。
このパターンの特徴は、近づいてくるタイミングが、不規則なこと。そして、近づいてきた時も、深い話にならない。表面的な接触が、繰り返される。
このパターンは、あんたが調整弁として使われてる。

この三つを、どう見分けるか

見分け方は、次の一手を打った後の反応でわかる。
今から話す一手を打つと、三つのパターンで、反応が全然違う。だから、見分けようと観察するより、動いた方が早い。

9割がやらない逆の一手は、追うのも引くのもやめて位置を固定すること

じゃあどうするか。追う人とも、引いて追わせようとする人とも、逆をいく。

彼の動きに反応するのを、やめる

彼が逃げたから引く、をやめる。彼が近づいてきたから近づく、もやめる。
彼がどう動いても、あんたの位置を、変えない。
連絡が減っても、こっちの連絡の頻度を変えない。急に連絡が増えても、こっちのペースを変えない。誘われたら、行きたければ行く。行きたくなければ、断る。彼の動きじゃなく、自分の気持ちで、決める。
9割の人はこれができない。相手が動いたら、反応するのが自然だから。でも、反応し続ける限り、シーソーは動き続ける。
シーソーから、降りる。これが、追いかけっこを終わらせる唯一の方法。

なぜ位置を固定することが効くのか

なぜこれが効くか。シーソーが成立しなくなるから。
シーソーは、両方が乗ってないと動かない。片方が降りると、もう片方も、上下できなくなる。
あんたが動かなくなると、彼が逃げても、追われない。追われないなら、逃げる意味がなくなる。彼が近づいても、あんたが飛びついてこない。飛びついてこないなら、近づいて優位に立つこともできない。
そして、親密さへの恐怖で逃げてるタイプなら、あんたが安定してることが、安心を生む。私が変われたのは、彼が動かなかったからだった。
位置を固定することは、相手を操作する技じゃない。ただ、自分の軸を持つこと。その軸が、結果として、シーソーを止める。

位置を固定する、具体的な行動

まず、連絡の頻度を、自分で決める。彼が減らしても、増やしても、自分のペースを保つ。返したい時に返す。それだけ。
次に、誘いへの返事を、自分の気持ちで決める。急に誘われても、行きたくなければ断る。彼が久しぶりに誘ってきたから、と飛びつかない。
そして、彼の動きを、観察するのをやめる。今日は連絡が来た、来ない、と一喜一憂するのをやめる。彼の動向で、自分の気分を決めない。
最後に、自分の生活を持つ。彼以外の予定、楽しみ、時間。これがあると、彼の動きに振り回されなくなる。
位置を固定するには、自分の軸が必要。その軸は、自分の生活から生まれる。

なぜシーソーから降りることが必要なのか

間欠強化、たまに近づいてくるから抜けられない

心理学に、間欠強化という現象がある。毎回報酬が出るより、たまにしか出ない方が、行動が強化される。
近づくと逃げる相手は、いつも逃げるわけじゃない。たまに、近づいてくる。この、たまに、が効く。
毎回逃げられるなら、人は諦める。でも、たまに近づいてくるから、次こそ、と期待してしまう。
この期待が、シーソーに乗り続けさせる。
抜けるには、この期待の構造を、認識する必要がある。たまに近づいてくることは、脈ありの証拠じゃなく、シーソーの動きかもしれない。

反応することが、相手の行動を強化する

もうひとつの心理。
彼が逃げた時、あんたが不安になって追う。この反応が、逃げるという行動を強化する。逃げれば、相手が追ってくる、という結果が生まれるから。
彼が近づいた時、あんたが喜んで飛びつく。この反応が、近づくという行動を強化する。近づけば、相手が喜ぶ、という結果が生まれる。
つまり、あんたの反応が、彼の往復を、維持してる。
反応しなくなると、その行動が強化されなくなる。逃げても、追われない。近づいても、飛びつかれない。すると、往復する意味が、なくなる。
反応をやめることが、往復を止める。

安定が、相手の恐怖を和らげる

もうひとつ、大事な話をする。
親密さへの恐怖で逃げてるタイプの場合、あんたが安定してることが、治療的に働く。
彼が逃げても、追いかけて詰め寄らない。彼が近づいても、一気に距離を詰めようとしない。ただ、同じ場所にいる。
この安定が、彼に安心を与える。この人は、急に距離を詰めてこない。逃げても、追い詰められない。
安心すると、恐怖が和らぐ。恐怖が和らぐと、逃げる必要がなくなる。
私が変われたのは、彼が安定してたから。追われないから、逃げなくてよくなった。この安定が、私の恐怖を、少しずつ溶かした。

覚悟すべきリスク、位置を固定することの注意点

固定しても、変わらない相手もいる

これははっきり言う。
位置を固定しても、相手が変わらないことがある。
特に、駆け引きとしてやってるタイプ、他に本命がいるタイプ。この場合、あんたが反応しなくなると、興味を失って、離れていくこともある。
でも、それは、答えが出た、ということ。
あんたが振り回されることで成立してた関係なら、振り回されなくなった時に終わる。それは、もともと、続ける価値がなかった関係。
位置を固定することは、相手を見極める手にもなる。安定に応じてくる人か、振り回せなくなったら離れる人か。ここに、答えが出るよ。

固定するのに、時間がかかる

これは大事な補足。
彼の動きに反応しない、というのは、簡単じゃない。
彼が逃げたら、不安になる。追いかけたくなる。彼が近づいてきたら、嬉しくなる。飛びつきたくなる。この衝動は、すぐには消えない。
だから、最初は苦しい。反応したい衝動を、抑えることになる。
でも、これは我慢とは違う。自分の生活を充実させることで、自然に反応が減る。彼以外のことで頭が埋まると、彼の動きが気にならなくなる。
我慢で固定するんじゃなく、生活で固定する。この違いが、続くかどうかを分ける。

振り回されることを、愛だと思わない

最後に、これだけ言っておく。
この往復に振り回されてる時、感情が激しく動く。逃げられて落ち込み、近づかれて舞い上がる。この感情の振幅を、深い恋だと錯覚しやすい。
でも、それは、不安定さが生む興奮かもしれない。
安定した関係には、この激しい振幅がない。だから、物足りなく感じることもある。でも、振幅がないことは、冷めてるんじゃなく、安定してるということ。
振り回されることを、愛の証拠だと思わないでほしい。振り回されない関係の方が、健全で、続く。
あの時、彼が動かなくなったことで、私の往復も止まった。彼が安定してたから、私も落ち着けた。追われてたら、私は逃げ続けてた。
近づくと逃げる男に振り回されて、引いて追わせようとする前に。そのシーソーから、降りてほしい。追うのも引くのもやめて、自分の位置を固定する。その一手が、永遠に続く追いかけっこを、終わらせるからね。

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