会話が噛み合わない彼女と別れるべきか、見下したまま続けることの残酷さ

目次

価値観の違いは乗り越えられる、世間はそう言うから見下したまま関係を続けて、両方が消耗する

彼女と話してて、噛み合わない。
自分が面白いと思う話に、興味を示さない。深い話をしようとしても、続かない。考え方が違いすぎて、説明するのに疲れる。
そして、こう思ってしまう。
この人と、話が合わない。この先ずっと、こうなのか
その気持ちを持ってる自分に、罪悪感もある。俺が傲慢なのか、と。
で、調べると出てくる。価値観の違いは乗り越えられます。相手のいいところを見ましょう、と。もしくは、合わないなら別れましょう、と。
どちらも、雑すぎる。乗り越えられる違いと、そうじゃない違いがある。そして、見下したまま続けることが、一番残酷。

噛み合わないことを、頭の良し悪しで語る問題

会話が噛み合わない時、それを、相手の能力の問題として捉えると、判断を誤る。
噛み合わない理由は、いくつもある。
興味の対象が違う。会話のスタイルが違う。話す目的が違う。知識の分野が違う。テンポが違う。
これらは、能力の高低じゃなく、方向の違い。
あんたが興味を持つ分野に、彼女が興味を持たない。それは、彼女の能力が低いんじゃなく、関心が別のところにある、ということかもしれない。
逆に、彼女が得意な領域で、あんたが何も返せない、ということも、あるかもしれない。
噛み合わなさを、上下で捉えるか、方向の違いで捉えるか。この視点の差が、その後の判断を変える。

見下したまま続けることが、一番の問題

もうひとつ、直視してほしいこと。
今、あんたは彼女を、少し下に見てる。
これは、責めてるんじゃない。ただ、事実として、そういう感覚があるはず。だから、噛み合わないことに苛立つ。
そして、その感覚を持ったまま、関係を続けると、どうなるか。
その感覚は、必ず漏れる。
説明する時の、少し面倒そうな態度。話が通じない時の、ため息。彼女の意見への、軽い扱い。これらが、伝わる。
彼女は、気づく。この人は、私を下に見てる、と。
言葉にされなくても、伝わる。そして、それは、深く傷つける。
見下したまま関係を続けることは、優しさじゃない。相手を、じわじわ削る行為。

見下された側の経験

言葉にされなくても、伝わっていた

私も、パートナーに見下されてる、と感じた経験がある。正直に、その時の感覚を話す。
彼は、はっきり言葉にしたことはなかった。バカだね、なんて、一度も言われてない。
でも、わかった。
私が意見を言うと、彼の反応が、微妙に薄い。私が知らないことを説明する時、少し面倒そうな顔をする。私の話には、深く乗ってこない。
あ、この人、私を対等に見てない
一度気づくと、全部が見えてくる。彼の中で、私は話し相手じゃなく、可愛がる対象なんだ、と。
これが、すごくきつかった。
好かれてはいる。でも、尊重はされてない。この状態が、じわじわ自己肯定感を削った。
そして、彼の前で、意見を言わなくなった。どうせ、まともに聞いてもらえないから。

その関係が、両方を消耗させた

結果として、その関係は、両方を消耗させた。
私は、意見を言わなくなった。すると、彼はもっと、この人とは話が合わない、と感じたと思う。
私が閉じたから、噛み合わなさが、増した。
彼が私を下に見て、私が閉じて、さらに噛み合わなくなる。この悪循環が、進んだ。
最終的に、別れた。
別れた後、思った。彼は、早く別れるべきだったんだ、と。
見下しながら、優しくしてくれてた。その優しさが、逆に残酷だった。
はっきり合わないと言って、別れてくれてた方が、私は傷が浅かった。

噛み合わなさの、三つのパターン

興味の対象が違うだけ

ひとつ目は、単に興味の分野が違うパターン。
あんたが好きな話題に、彼女が興味を持たない。でも、彼女には、彼女の好きな話題がある。
このパターンの特徴は、彼女が得意な領域では、彼女がよく話すこと。あんたが興味を持てない話を、生き生きと話してる。
これは、どっちが上でもない。ただ、方向が違う。
このパターンは、乗り越えられる可能性がある。全部の話題を共有しなくても、関係は成立する。他の部分で、噛み合ってるなら。

会話のスタイルや、深さの好みが違う

ふたつ目は、会話の質の好みが違うパターン。
あんたは、深く掘り下げる会話が好き。彼女は、軽く楽しく話すのが好き。この違い。
このパターンの特徴は、話題そのものより、話し方が噛み合わないこと。あんたが掘り下げようとすると、彼女が引く。彼女が軽く流そうとすると、あんたが物足りない。
これは、根深い違い。会話は、日常の大部分を占めるから。
このパターンは、乗り越えるのが難しいことがある。

知的な刺激を、根本的に求めている

みっつ目は、正直に言う。あんたが、知的な刺激を関係に求めてるパターン。
議論できる相手が欲しい。新しい視点をくれる人がいい。刺激的な会話が、関係の核。
これは、あんたの価値観として、あり。誰と一緒にいたいかは、自由。
このパターンの場合、彼女がそれを提供できないなら、根本的に合わない可能性がある。
そして、これは、彼女が劣ってるという話じゃない。あんたが求めてるものと、彼女が持ってるものが、違うだけ。

この三つを、どう見分けるか

見分ける鍵は、会話以外の部分での満足度。
会話以外で、一緒にいて楽しいか。安心できるか。大事にしたいと思えるか。
会話以外が満たされてるなら、興味の違いは、乗り越えられるかもしれない。
会話以外も、特に満たされてないなら、それは相性の問題。
自分が、この関係に何を求めてるのか。ここを、正直に見極める必要がある。

9割がやらない逆の一手は、見下したまま続けるのをやめること

まず、自分の中の見下しを認める

彼女を下に見てる自分を、否定しない。まず、認める。
俺は、今、この人を対等に見てない。この事実を、直視する。
9割の人はこれができない。見下してる自分を、認めたくないから。俺はそんな人間じゃない、と否定する。
でも、否定すると、その感覚が無自覚になる。無自覚な見下しは、より漏れやすい。自覚してれば、態度に出さないよう気をつけられる。でも、無自覚だと、コントロールできない。
まず、認める。認めた上で、どうするかを、考える。

方向の違いか、上下の問題か、見極める

次に、噛み合わなさの正体を、見極める。
彼女が得意な領域は、何か。彼女が生き生きと話すのは、どんな時か。あんたが知らないことで、彼女が知ってることは、あるか。
これを、意識して観察してみてほしい。
もし、彼女にも得意な領域があって、そこでは生き生きしてるなら、それは方向の違い。上下じゃない。
この認識が持てると、見下しが少し薄れる。あんたが優れてるんじゃなく、興味の方向が違うだけ、とわかるから。
そして、彼女の領域に、少し関心を持ってみる。それで、噛み合う部分が見つかるかもしれない。

それでも合わないなら、正直に判断する

観察して、努力して、それでも合わないと感じるなら。
その時は、正直に判断していい。
価値観が合わない、求めてるものが違う。これは、別れる理由として、正当。
ただし、別れる時、彼女を下に置いた理由で語らないでほしい。
君はバカだから、じゃなく、俺が求めてるものと、君が求めてるものが違う、と。
これは、事実として正確でもある。あんたが求めてるのは、知的な会話。彼女が求めてるのは、別のもの。この違いが、合わない理由。
相手を貶めずに、違いとして伝える。この誠実さが、最低限の礼儀になる。

なぜ見下したまま続けてはいけないのか

見下しは、必ず伝わる

心理学で、非言語のメッセージは、言葉以上に伝わることが知られてる。
表情、声のトーン、反応の速度、目線。これらに、内面が表れる。
見下してる相手には、無意識に、雑な反応をしてしまう。話を最後まで聞かない。適当に相槌を打つ。意見を軽く扱う。
これらは、隠せない。
そして、受け取る側は、敏感に気づく。私も気づいた。言葉にされなくても、わかった。
見下したまま優しくすることは、できない。優しさの中に、必ず滲む。

見下される関係は、相手の自己肯定感を削る

もうひとつの心理。
パートナーから見下されることは、自己肯定感に、深く刺さる。
他人からの評価より、近しい人からの評価の方が、影響が大きい。一番近い人に、対等に見られてない。この認識は、その人の自己像を、変えてしまう。
私も、彼の前で、意見を言わなくなった。どうせ、まともに聞いてもらえない、と。
そして、その萎縮が、他の場面にも広がった。
見下しながら関係を続けることは、相手の可能性を、削る行為でもある。これは、優しさじゃない。

噛み合わなさは、片方だけの問題じゃない

もうひとつ、大事な話をする。
噛み合わない、というのは、二人の間で起きてること。
あんたが求める会話を、彼女が提供できない。同時に、彼女が求める何かを、あんたが提供できてない可能性もある。
彼女も、この関係で、何かが満たされてないかもしれない。
噛み合わなさを、彼女の能力の問題として片付けると、この視点が抜ける。
二人の間の相性の問題として見ると、どちらが悪いという話じゃなくなる。ただ、合わないだけ。
この視点が持てると、別れる時も、お互いを責めずに済む。

覚悟すべきリスク、判断することの注意点

会話の噛み合わなさだけで、全部を判断しない

これははっきり言う。
会話が噛み合わないことは、関係の一部でしかない。
一緒にいて安心する。生活のリズムが合う。価値観の根っこは近い。相手を大事に思える。これらが揃ってるなら、会話の噛み合わなさは、乗り越えられる部分かもしれない。
逆に、会話も噛み合わず、他の部分も満たされてないなら、それは相性の問題。
一つの不満で、全部を判断しないでほしい。関係全体を、見てほしい。

別れる時の伝え方が、相手のその後を左右する

これは大事な補足。
別れると決めた時、伝え方を、間違えないでほしい。
君は頭が悪いから、話が合わない。こう言われたら、相手は深く傷つく。そして、その言葉が、何年も残る。
求めてるものが違った、と伝える。これは、事実として正確で、かつ相手を貶めない。
別れる時の言葉は、相手のその後の自己像に、影響する。
関係を終わらせるとしても、相手の尊厳を、削らないでほしい。

自分が求めてるものを、はっきりさせる

最後に、これだけ言っておく。
今回の経験から、自分が何を求めてるのかを、はっきりさせてほしい。
知的な会話が、関係の核として必要なのか。それとも、他の部分が満たされれば、会話は多少噛み合わなくてもいいのか。
これがはっきりすると、次の関係で、同じことを繰り返さずに済む。
そして、求めるものが明確なら、最初から相性を見極められる。付き合ってから、合わないと気づいて、相手を傷つけることが、減る。
あの時、彼が私を見下しながら関係を続けたことが、私を一番傷つけた。はっきり合わないと言って別れてくれた方が、傷は浅かった。
会話が噛み合わない彼女と、別れるか迷ってるなら。見下したまま続けることが、一番残酷だと知ってほしい。それは、必ず伝わる。判断するなら、相手を下に置かず、求めるものが違った、という事実として、正直に向き合ってほしい。

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