彼女に飲み会に行ってほしくない時、9割が間違える伝え方と逆の一手

金曜の夜。既読はつかない。スマホの画面を伏せて、また裏返す。あの店、二次会あるのかな。男いるのかな。
そんな夜を何度も過ごしてきた男は同じ失敗をしていた。
飲み会そのものを止めようとするか、何も言わずに耐えるか。この二択しか持っていないのよね。どっちも負ける。

目次

行ってほしくないという感情、飲み込んだ時点で負けが決まっている

世間が推す「信じてるよ」は、実は一番冷たい言葉

恋愛の教科書はこう言う。彼女の交友関係を制限する男はダサい、笑顔で送り出せ、信じてると伝えろ。
9割がこれをやる。だから9割が同じ形で崩れていく。
女の側から言わせてもらうと、信じてるよの一言は、驚くほど心に刺さらない。
むしろ聞こえ方はこう。俺は特に興味ないから好きにして。
私が23の頃、当時の彼氏に飲み会の予定を告げた時、彼は画面から目を離さずに信じてるからと言った。あの瞬間の胸の冷え方を、今でも覚えている。嬉しくなかった。安心もしなかった。ただ、この人にとって私はもう心配する対象じゃないんだな、と思った。
執着されたいわけじゃない。心が動いてほしいだけ。この差が分からない男が多すぎる。

我慢は貯金じゃなく、利子のついた借金

言わずに耐えた分だけ、あなたの中に残高が積み上がっていく。
そして三ヶ月後、まったく関係ない場面で爆発するの。彼女が別の男の名前を出しただけで声が低くなる、帰りが少し遅いだけで問い詰める。
彼女から見れば、これは突然キレた男。あなたから見れば、ずっと我慢してきた末の一言。
この認識のズレが致命傷になる。溜めた我慢は、必ず一番みっともない形で外に出る。
だったら最初に、小さく、静かに出しておく方がいい。

危ないのは飲み会じゃない。彼女が家に帰りたくない夜だ

女が飲み会で心を動かされる、本当の瞬間

ここが記事の核心。世間は飲み会を浮気の温床だと呼ぶ。酒、暗い照明、盛り上がる場、下心のある男。
違うのよ。
女が誰かに心を持っていかれる瞬間は、口説かれた時じゃない。愚痴をこぼした時なの。
彼氏に言えなかった不満を、初めて誰かが黙って聞いてくれた。それだけ。
私の友人が実際に一線を越えた時の話をする。相手はイケメンでも金持ちでもなかった。ただ、彼女が仕事で潰れかけていた時期に、へえ、それはきついね、とだけ言った男だった。
彼氏はその時期、大丈夫だよ頑張れとしか返していなかったらしい。
たったこれだけで人は動く。共感を外注された瞬間、心の置き場所が移る。
酒のせいにしてる男、全員ここを見落としてる

取り締まる相手を、そもそも間違えている

だからね、飲み会に行かせないという発想は的外れなの。
仮に今回止められたとして、彼女の中の言えない不満は消えない。次の職場の懇親会、次の友達の誕生日、次の結婚式の二次会。逃げ場はいくらでもある。
あなたが監視すべきは彼女のスケジュールじゃない。彼女があなたに言えていないことの量。
そこが空っぽなら、居酒屋が何時まで開いていようが関係ないから。
逆に、そこが満杯のまま送り出すなら、たとえ女子会でも危ない。愚痴を聞いた女友達が、その場で優良物件を紹介してくるパターンを何度も見てきた。

命令はするな。感情だけ言え。この一語の差で結果が変わる

行くなと行ってほしくないは、まったく別の生き物

世間はこの二つをまとめて束縛と呼ぶ。だから男は両方を封印して、結果的に何も言えなくなる。
分けなさい。
行くな、は命令。相手の行動を支配する言葉で、これを言った時点で彼女は防御に入る。防御に入った人間は本音を出さない。会話が終わる。
行ってほしくない、は感情の報告。支配していない。ただの事実の共有。
彼女には拒否権が残る。だから彼女は防御しなくていい。防御しない相手は、話を聞く。
この一語をすり替えるだけで、同じ内容が地雷から告白に変わるのよ。

弱みを先に出す男が、なぜか信用される

ここで9割がやらない一手。不安の理由を、自分の欠陥として先に差し出す。
具体的にはこう言う。正直、行ってほしくない。これは俺が勝手に不安なだけで、お前が悪いわけじゃない。
かっこ悪い? そう、死ぬほどかっこ悪い。それでいい。
心理の話をする。人は、こちらが弱さを開示した相手を裏切りにくくなる。自己開示の返報性という現象で、開示された側は同じ深さで返そうとする。強がって余裕を演じる男には、彼女も余裕のある顔しか見せない。表面同士の付き合いになるだけ。
弱さを出す方が、相手を深いところへ引きずり込める。逆でしょ。世間の常識と完全に逆。
リスクも書いておく。重いと切り捨てるタイプの女には、確実に嫌われる。ただし、その相手とは半年後に別の理由で終わる。早く分かってよかったと思ってほしい。

誰もやらない一手、飲み会の前日に不満を回収しておく

実際に口にする言葉

これが今日一番持ち帰ってほしい行動。
飲み会の前日か当日の朝、こう聞く。
最近、俺に言えてないことある? 言いにくいことでいいよ。
これだけ。誰もやらない。だから効く。
彼女は最初、ないよ、と答える。九割そう返ってくる。そこで引き下がらないで、もう一押し。
本当に? 前から言おうか迷ってることとかない?
ここで出てくるのよ。連絡が遅い、いつも私が合わせてる、こないだの言い方が地味に嫌だった、みたいなやつが。
聞いた後は、反論しない。言い訳もしない。そっか、それは俺が悪い、で終わらせる。
直すかどうかは翌週考えればいい。その場で必要なのは、吐き出させることだけ。

これをやると、飲み会の席で何が起きるか

彼女の中の愚痴のタンクが、家を出る前に空になっている状態。
この状態の女は、居酒屋で誰かに悩みを打ち明けない。話すことがないから。
代わりに何が起きるか。彼氏が昨日わざわざ聞いてきてさ、という話をする。周りの女が、いい彼氏じゃんと言う。彼女の中であなたの株が勝手に上がる。
飲み会が、あなたにとっての戦場から、あなたの評判が上がる場所に変わるわけ。
私が相談に乗った30代の男性は、これを三回続けた時点で彼女の側から、飲み会減らそうかなと言い出したと報告してきた。頼んでもいないのに。人は、話を聞いてくれる相手のところに帰りたくなる。

送り出し方と、帰ってきた後の沈黙

迎えに行くのは優しさじゃなく、監視に見える

心配だから迎えに行くよ。世間ではこれが優しい彼氏の定番。
やめておきなさい。心配だから、という理由づけが致命的なの。彼女の耳には、信用されていない、と届く。しかも店の前に彼氏が立っていたら、周りに見張られてる子だと思われる。彼女の面子が潰れる。
どうしても行くなら、理由を入れ替える。心配だからじゃなく、会いたいから。
同じ行動でも、監視から好意に変わる。人は行動じゃなく、動機の説明の方を記憶する生き物だから。
もっと言えば、迎えに行かず、家を温めておく方が強い。風呂を沸かしておく。水を冷やしておく。それだけで、帰る場所としての格が上がる。

帰宅後に何も聞かない男が、結局一番怖い

帰ってきた彼女に、誰いた? 男何人? という尋問。これをやったら全部台無し。
情報は事前に一度だけ取っておく。誰と行くの、何時くらいまで、と当日の朝に軽く聞いて終わり。後から掘り返さない。
帰宅後にかける言葉は、楽しかった? のたった一言でいい。楽しかったよと返ってきたら、よかったね、で終える。
不気味なくらい平然としていなさい。
この余裕は、彼女の中で妙な圧になる。詮索されないと、人は逆に自分から話し始めるのよ。二次会これこれの流れでさ、と勝手に報告が始まる。
問い詰めれば隠す。放っておけば喋る。人間の口はそういう作りになってる。

それでも頻度がおかしい時は、正面から勝負をかける

ルールを作るな、その都度ぶつかれ

週三で朝帰り。連絡なし。さすがにこれは別の話。
ここで多くの男が、月二回まで、終電までに帰る、といった約束を作ろうとする。悪手。ルールは破られた瞬間に関係ごと壊れるから。しかも守られている間も、彼女の中に管理されている感覚だけが積もっていく。
私が勧めるのは都度交渉。今回のはきつい、と毎回言う。面倒くさい男だと思われる? 思われていい。
毎回言われる方が、実は関係が続く。感情はその都度精算した方が残高がゼロで済むから。

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